携帯電話の普及で、たまに耳にするようになった「電磁波」という言葉。電磁波にもいろいろあって、家電製品から発するマイクロ波や送電線から発する低周波を始め、X線、紫外線、赤外線なども電磁波に含まれます。
携帯電話や高圧線の電磁波が体によくないのではないか、ということがよく話題になります。携帯電話のほかにも、私たちがよく使う家電製品のなかで、電子レンジ、電磁調理器や電気カーペットなど、電磁波の影響が心配されるものがたくさんあります。
電化製品や電気を使わずに、日常生活を送ることはできません。
しかし、ただ電磁波がそこにあるだけでなく、あなたの歯の金属がアンテナとなって、周りにある電磁波の影響をより強く受けている可能性があります。
電磁波をあびることが原因で、頭痛や吐き気を感じる諸症状は「電磁波過敏症」と呼ばれています。
―電磁波過敏症のおもな症状―※米国のウィリアム・レイ博士による分類
1.目の症状…見にくい、目が痛い、目がうずくなど
2.皮膚の症状…乾燥する、赤くなる、できものなど
3.鼻の症状…鼻づまり、鼻水など
4.顔の痛み…顔がほてる、むくむ、水泡、ヒリヒリする
5.口の症状…口内炎、メタリックな味がする
6.歯や顎…歯や顎の痛み
7.粘膜の症状…乾燥、異常な渇き
8.頭痛…単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
9.疲労…異常な疲れ、集中力の欠如
10.めまい…気を失いそうな感覚、吐き気
11関節痛…肩こり、腕や関節の痛み
12.呼吸…呼吸困難、動悸
13.しびれ…腕や足のしびれ、まひ
例えば、歯の詰め物やかぶせ物として使われている「金銀パラジウム合金」という金属が、電磁波のアンテナとなったり、アレルギーを引き起こしたりします。「パラジウム」単体でも、アレルギー・テストで50%以上の人に陽性反応が出たりします。
口の中に入っている金属がアンテナとなり、電磁波を集めてしまっている状態は容易に想像できます。例えば、携帯電話は耳元で使うと、その電磁波を金銀パラジウム合金がアンテナとなってキャッチします。電磁波障害で、フラつきや肩こり・頭痛・腰痛といったいろいろな症状を抱えて来院された患者さんの金銀パラジウム合金を取ると、患者さんが『楽になった。フラつきもなくなった』とおっしゃいます。
この金銀パラジウム合金は、残念ながらむし歯治療をしたことのあるほとんどの人に使われています。保健適応の金属とはいえ、体にいいとは決して言えない(むしろ体に悪いことの方が多い)金属であるのに――です。
金銀パラジウム合金だけではなく、以下のような保険の歯科金属や自費の金属も、電磁波のアンテナになってしまいます。あなたの口の中に、これらの金属が入っていませんか?
水銀を50%含むアマルガムの害は本や新聞などでも取り上げられています。海外では訴訟の対象にもなっている金属です。
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リンパ球幼若化テストという金属アレルギー検査では、約半数の人に陽性反応が出る金属です。ドイツの保健省では、歯科業界に対して金銀パラジウム合金とアマルガムを使用しないように勧告しています。
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ニッケル・クロムは発がん性物質を含んでいるため、歯科金属としての使用は適していません。
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酸化して錆びやすく、すぐに黒色になる銀を、口の中という過酷な環境で使用すると、歯ぐきを黒く変色させたり、溶出の危険があるため、歯科金属としては使うべきでないと当院では考えています。
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金の場合、24Kが純金です。たとえば18Kなら、24K−18K=6K この6K分が金以外の成分です。この残りの金属が身体に合わないことがあります。
>>身体に優しい金属 高カラット金プラチナ合金について
身体によい優れた材料のように言われていますが、利点の「硬い」ということが歯科においてはデメリットになっています。 また、対合歯(噛み合う相手の歯)を傷めたり、取ろうと思ってもなかなか除去できなかったり、アレルギーは減りますが、電磁波を集めるという負の特性があります。
また、最近フッ素により、チタンがイオン化し、アレルギーを起こすともいわれています。