ノンメタル治療は歯科材料と歯を付けるセメントが劣化しないため、細菌が隙間に入り込まず清潔です。さらに、金属よりも表面が滑沢なので歯垢(プラーク)が付きにくく取れやすくなります。また、金属のように電流を帯電しないので、歯垢を寄せ付けることもありません。
口腔内の歯科金属は唾液による湿潤状態にあるため、電池と同様の仕組みで口腔内電流(ガルバ二―電流)が発生します。口腔内電流は電気的な作用で細菌を寄せ付けるだけでなく、自律神経系に悪影響を及ぼし、交感神経が優位となり唾液分泌が抑制され、口腔内乾燥を起こします。
口腔内乾燥は口臭の大きな原因のひとつです。金属を使わないオールセラミックスによるノンメタル歯科治療なら細菌を寄せ付けず清潔で、口腔内電流の対策にもなります。