中垣歯科医院では、「見た目がきれいになりさえすればいい」と、外見だけにとらわれるのではなく、以下の4点を重視して、審美修復治療をしています。
ヨーロッパで開発されたインレー/オンレー、ベニア、クラウン、ブリッジに使用する「IPSエンプレスシステム」は高品質のセラミックス材でできています。「IPSエンプレスオールセラミックス材」は審美性、機能性、耐久性などの要求を全て満たしています。更に、「IPSエンプレス」の高い信頼性は患者さんに装着された何百万の補綴物が証明しています。 「IPSエンプレスオールセラミックス」のもつ天然歯に近い素材は抜群の審美的効果を発揮します。「IPSエンプレスオールセラミックス」の修復物は全く金属を使用していません。(金属アレルギーの方にも安心してご利用いただけます。)
■インレー/オンレー
金属色のアマルガム充墳材はもう必要ありません。IPSエンプレスオールセラミックスでできたインレー/オンレーは天然歯と殆ど見分けがつきません。
■ベニア
変色した歯や欠けた歯はベニアで治療します。 IPSエンプレスのベニアは審美性の回復に最適です。治療前(左)は白いスポットができ、歯並びの悪い前歯でした。
■クラウン
IPSエンプレスクラウンは周りの天然歯とよく調和します。
治療前(左)は金属で補強された前歯クラウン (歯ぐき付近の黒い金属色に注目下さい。)
■ブリッジ
治療前(左)は金属で補強された前歯修復物 治療後(右)強度のある材料なので金属で補強しなくても美しい前歯ブリッジが製作できます。
身体に優しく、見た目にもナチュラルな歯科治療として、ノンメタル治療が雑誌やマスコミで話題になっています。ノンメタル治療では、口腔内にある歯科金属を除去して、セラミックス、樹脂、ハイブリッドセラミックス(セラミックス92%、樹脂8%)、グラスファイバー、ジルコニアなどの金属を使わない歯科材料に置き換えていきます。
ノンメタル治療でかぶせ物を作るとき、歯根の強度を上げるために通常は金属のしん棒を入れますが、歯ぐきに金属が溶け出してしまうと、歯ぐきの境目のところが黒ずんできます。このしん棒に最新技術の「グラスファイバー」を使えば(金属を全く使っていないので)金属が溶け出すこともありませんし、歯ぐきが黒ずむこともありません。
(上)従来の金属フレームのセラミックス
(下)ノンメタルのセラミックス
ノンメタル治療は、金属のしん棒を使ったセラミック治療と比べて透明感が格段に違い、より美しく自然に仕上がります。 (同じ「海」でも、日本海と南洋の海の透明感が海底の岩やさんごの種類によって違うのと同じように、しん棒が金属かノンメタルかで、歯の透明感も全くかわってきます。
金属のしん棒が体に合う人もいます。治療を進める際に、一番体に合う素材を患者さんと一緒に考えていきますのでご安心ください。)
口の中の歯科金属にアレルギーがある方はもちろん、金属のつめ物やかぶせ物から金属イオンが溶出している方や、異なる種類の金属が口の中にあることでガルバニック電流が発生している方、歯科金属が電磁波のアンテナとなってしまっている方にもノンメタル治療が有効と考えられます。
歯科材料や金属イオン、電流、電磁波などが原因で、身体に不調が出る方が多くいらっしゃいます。長く病院に通ってもなかなか良くならない症状がある場合は、一度歯科材料や口の中の状態をチェックしてみた方がいいかもしれません。
歯のつめ物やかぶせ物の色を決めるとき、従来は歯科医や技工士が目で見て、「これくらいの色がいいだろう」という、言わば「勘」で選んだり、患者さんと相談しながら十数色の色見本の中から選んで、技工所へその色で発注するというやり方が一般的でした。
しかし、部屋の明るさや歯を見る角度、その日の体調や気分や目の疲れ具合などによって、微妙に色が違ってしまうこともあります。また歯は、根本、中ほど、先端部分でそれぞれ色の明るさや色が違います。 そこで、当医院では歯の色合わせ専用のカメラ、最新機器の「クリスタル・アイ」を導入しました。
隣の歯と限りなく近い色を機械で測定し、究極の色合わせをしてセラミックスの色を選ぶことができます。
ノンメタル治療には基本的に金属を使いませんので、「身体に良いから」と他医院で言われ、口腔内の金属を全て除去してノンメタルに変えた患者さんが、身体の症状が一向に改善しない、あるいはかえって悪くなったと訴えて、当院に来院されることが多くあります。そういった患者さんには、当医院で歯科材料をもう一度選び、再度治療しなおすと、多くの方が身体の症状が改善したり完治したりします。
ノンメタル治療に使われる歯科材料は、いろいろな材料を混ぜて、強度があってなおかつ白い色に仕上がるように作られます。そのため、混ぜた材料が身体に合わなくて不調が出てしまうことがあるのです。
もちろん、保険の歯科金属よりはノンメタル治療の方がずっと身体にはいいですし、見た目もきれいです。見た目の美しさも大事ですが、身体に悪い症状が出ては元も子もありません。よくよく調べていくと、ノンメタルよりも自費の金属(高カラット金プラチナ合金)の方が身体に合う方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、金が身体に合わない患者さんも、当院では経験しています。むし歯などで削った所には、何かを詰めたり、かぶせなければいけません。当医院では、生体親和性試験を行って科学的根拠に基づいて歯科材料を絞り込み、最終的にバイデジタル・オーリングテストを行った上で患者さんとよく話し合い、ベストな治療計画を立てていきます。
意外に思われるかもしれませんが、歯のつめ物やかぶせ物の色と形は、身体に影響を及ぼしています。 歯の色や形も波動を持っていて、身体に合わない色や形の歯を入れると身体に悪い影響が出ることがあります。例えば、もともとの歯の色がやや濃い目の乳白色なのに、芸能人のように極端に白すぎる歯にしてしまったり、かぶせ物によって無理に歯の形を変えたりすると、歯と身体の波動が乱れ、調和が取れなくなってしまうので、身体に影響を及ぼします。 もちろん、白さや見た目を追求することもできますが、当医院では、身体への影響と患者さんの希望が合致するポイントを見極めて、誰が見ても違和感なく自然となじむ色と形をまずおすすめしています。
ノンメタル治療の中でもセラミックスによる治療はジルコニアが許可された事により、用途が広がり最近注目されています。
セラミックスは生体親和性が高く、審美的にも優れているというメリットがあります。適合が強度面に関してはまだ金属のほうが信頼性があります。削所量も金属のほうが少なくて済みます。ジルコニアは、日本で2年ほど前に薬事許可されました。欧米では5年前にもう既に認可されています。実際オールセラミックスの市場はアメリカで約22%、ヨーロッパで16%、日本で2潤オ3%といったところです。欧米の10分の1以下しか占めていません。
この数字はノンメタルであるハイブリッド(92%セラミックス 8%樹脂を含む)を含まないオールセラミックスだけの数値です。日本は今から3年たち認可後、同じく5年たったとしてもここまで普及していないでしょう。欧米とは医療制度の違いが有り、国民の誰もが受けれる保険制度が主体の日本と比べて普及の速度は日本とは比べ物にならない程の差があります。