歯周病を含む歯茎の病気は、世界で一番万延しており、世界人口の70%が何らかの歯茎の病気に侵されているようです。さらに約9億人の人々が深刻な健康障害を引き起こしうるリスク因子と考えられる重篤な歯茎の病気(歯周炎)に悩まされています。歯周病菌は、全身疾患(高血圧、糖尿病、心疾患、動脈硬化、早産、肺炎、ガンなど)関連しているということがわかり、ニューヨークタイムスをはじめ、日本各社新聞社によって、報道され話題になっています。
最近の研究で口腔細菌が血流内に入り込み体内をめぐることが明らかになってきました。サイトカインの生成を含む口腔細菌に対する身体の反応は、心臓疾患、糖尿病の悪化、肺炎やその他の呼吸器疾患、脳卒中、さらに低体重児早産など深刻な全身疾患を引き起こす危険因子が高いということが、近年の研究結果で報告されています。
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