2018.04.19
今日は、新神戸歯科の院長、藤井佳朗先生が、中垣歯科医院に来られました。
藤井先生は、私が「歯と全身」「噛み合わせ」「オーリングテスト」を教えていただいた師匠です。20年以上お世話になっている先生で、現在では海外からも基調講演を依頼されるほど、この分野では有名な先生です。
少し難しい話になりますが、最近の藤井先生は、12対ある脳神経のうち、口腔周囲を支配している三叉神経が脳神経中で、圧倒的に太いことに注目し、口腔からの信号が他の領域に比べ圧倒的に多くの信号を脳に送っているのではないか。だとすると、 口腔からの刺激は、他の領域に比べ圧倒的に脳を刺激するはずので、口腔周囲から脳に向かう有害な刺激を除去することは、体を健康にし、脳機能も改善するのではないかということを、脳外科医の先生とも協力して研究されています。
まだまだ、研究途中ですが私もこの考えには深く共感できますし、実際 口腔環境の改善は体の自然治癒力の向上にも大きく影響することは明らかなので、あらゆる病気に対して有効な治療法になるのではと思います。
実は、副院長の内藤先生との出会いにも藤井先生が大きくかかわっているのです。
内藤先生は、新潟出身で元々は臨床検査技師として働いていましたが、書店で藤井先生の本を見て、歯と全身や噛み合わせの調整から全身の不調を治療する藤井先生に興味を持ったことをきっかけに、歯科医になりました。その後、内藤先生が、神戸の藤井先生の診療所に見学に来て、藤井先生の紹介もあり、藤井先生の弟子としては一番古株だった当院で勤めてもらうこととなったのです。
以前、「OMSBに込めた思い」という題でブログにも書きましたが、医科と歯科、東洋医学と西洋医学の融合を進めていくには、藤井先生や白石先生、内藤先生との出会いはどれがかけても叶わなかったかもしれません。そう思うと人との出会いは本当に貴重で、一期一会の考えを大切にしないといけませんね。
左から 白石先生・藤井先生・私・みきこクリニック院長
久しぶりの内藤先生・藤井先生との3ショット写真でした