2018.11.12
11月4日より3日間、ベトナムのハロン病院で行われたにインプラント研修に行って来ました。ハロン市はハロン湾で有名なところで、ハノイからは車で3時間程かかります。
大学院時代の先輩が、約5年前にベトナム・ハノイで歯科医院を開業され、これまでにベトナムの医院も何度か見学に行かせてもらっていたのですが、今回はその先生が企画された、ハロン病院でベトナム人の患者様にインプラントオペを行う研修に参加してきました。
ベトナムと日本では歯科事情がかなり違います。今回訪れたハロン市ではインプラント治療のような高度な治療を受けるのはかなり難しいようで、車で3時間かかるハノイまで行かないと受けられないそうです。治療時も、ライトが暗かったり、バキュームの吸い込みが悪かったりで視野の確保が難しかったりします。
また、中垣歯科では特に、歯科衛生士の役割はかなり大きく、衛生士の仕事も確立していますが、ベトナムでは歯科衛生士という資格はなく、看護師が歯科の勉強をして従事しており、予防はまだまだ浸透していないそうです。
国民皆保険制度ではないので歯科治療も、基本的に自費診療となり、現地の人は経済的に余裕がないと、なかなか歯医者にかかりにくい状況もあります。
ベトナムでのオペは初めての経験で、日本からオペ器具やライトなども持込み臨みましたが、患者さんにも喜んでいただけて大変貴重な経験ができました。
ハロン湾クルーズも経験できました。静かで綺麗な景色で素晴らしかったです。途中、洞窟探索があったり、カヤック体験、クッキングクラスなどもあり、アクテビティも充実していてとても楽しいひと時でした。